ゲストハウス暮らし

アフリカ大陸から日本へ帰ってきて、3週間が経ちました。
大学の授業も1年半ぶりに再開して無事に大学生に戻りました


*休学仲間とご飯に行ったり


突然ですが、明後日から浅草にあるゲストハウスでスタッフとして住み込みで働き始めることになりました。


ケニアで過ごしている時にたまに日本に帰った時のことを想像していました。
1年近く黒い人や白い人、イスラム教徒の人や、ヒンドゥー教徒の人や変な日本人など色々なバックグラウンドの人に囲まれ共同生活をしてきた私には、同じような顔・肌・人種の人達にあふれた日本の生活にまた戻るのだと思うと、心の底からぞっとしていたわけです。


アフリカの大地は私に最高に自由で大きな心の持ち方を教えてくれました。
日本でもそうやって過ごしていきたいと思っているけれど、日本での毎日同じリズムの生活にいとも簡単にのまれてしまう自分も容易に想像出来て、私はそれを恐れました。
だから、帰国してもなるべく自分とは肌も言葉も宗教も常識も一切異なる人と過ごそう!そして自分の心を広く大きくニュートラルに保てるようにしよう!と思い、このゲストハウスのアルバイトに申し込みました。


帰国翌日には面接に行ったのですが、ホテルに入るとさすが浅草のゲストハウス!日本にこんなに外国人が存在してるんですか!と言いたくなるぐらい外国人だらけ。
みんながリビングで談笑している姿を見ていると、まるでケニアでの生活に戻った感じで実家に帰った時よりもほっとしたのです。


ゲストハウスで働くメリットは沢山あります。

①語学の勉強を常にできること。
日本にいると英語を日常的に話す機会がほとんどありません。でもここに住めば、それが可能なうえに、ゲストと遊びに行って日本の案内を英語ですることなども出来ます。説明するために自分も勉強するし、将来海外のお客さんをアテンドする時などに役立つはずです。


②外国人と働ける。
スタッフには外国人もいるので、日本にいながら異なる文化を持つ人と一緒に働く機会を得られます。


③実験が沢山出来る。
海外に出て、日本の食の豊かさには改めて感動しました。日本のお菓子やアイスなんて十分世界で売れるんじゃない?!ちょーーうまいじゃん!!と思ってます。なので、私は日本の食品を海外に売り出す仕事とかにもすごく興味があるんです。食べること大好きだし。
ゲストハウスでは様々なパーティーを開くことができる為(コリアン料理を作ろう!とか色々あります。もちろん日本食も)そこで沢山の外国人に日本の食品・調味料やお菓子を振舞ってどんな反応を示すのか、彼等の母国には類似商品があるのか受けそうかどうか、など実験やら調査をすることができます。



色々あるけど、毎日新しい出会いや発見に溢れ、異国に友達ができる これが最大のメリットですね!!
日本人のスタッフもウガンダで中古車販売のビジネスをやっていた方やジブチに住んでた方など面白い方が多いんです。


まあでも、面接をしてから3週間立っていざ入居開始なわけですが。。
慣れって本当に怖いです。


3週間前に実家に帰ってきたときは「家に家族以外しかいないなんてつまらない。。退屈だ。。」「一人部屋もいらない、テント生活に戻りたい」「家の設備やら何もかも恵まれすぎている」とか思っていたわけですが、


3週間後の今は「あ〜〜これから毎日4人部屋で過ごすとかやだープライベートないじゃん・・」「毎日新しい人が来るなんて心が休まらない。。」「新しい人間関係作るのめんどくさ〜〜」


なんて思うようになっています。慣れは怖い。



いざ何か始めたり、動くってなると最初はわくわくしてたのに、段々熱が冷めてきて、何となくめんどくさくなってきたり、尻込みしてしまったりしますよね。でもそうなったときに、まあいっか。ってしてるとその癖がついていくと思います。
だから、こうやってめんどくさいけど無理やり自分を動かせて、立ち上がる訓練をしていかないと、本当に動けなくなってきちゃうんじゃないかな。


新しい生活リズムにしたり、場所にしたり、付き合う人を変えたり、仕事を変えたり、何かを今までと変えることはやっぱり色々と手間もかかるし、ストレスももちろんあります。
私はいつでも新しいこと楽しい〜!最高〜!なんてポジティブじゃないのでなおさら。


でもそういう刺激とか緊張とかストレスにさらされないと自分の中が一定になっちゃう気がするんですよね。
そういう刺激とか新しい物、人にバチバチーって触れて、自分の感情が色々と動いて、また違う自分というか進化できると思うのに、刺激にぶつかるのを億劫がって避けて生きていったら自分の中身はずっと変わらないで同じ中身になってしまう気がする。

だから、なるべく自分が楽なほうに進まないように安定を求めていかないように、緊張とかストレスがある場所に自分を置くように・・すっかり重くなった腰を上げて頑張ります。