ベトナムに傷ついて

はあ、ベトナムの警察はんぱじゃないわ。


昨日の事です、仕事終わりに屋台でご飯食べてたらiphoneかっさわれました。
ご飯の写真撮ろう〜と思って写真とってたら、バイクに乗ったおとこがいきなりきてわたしの手からかっさらっていきました。
 


茫然。。。



とりあえず、屋台で注文した料理は「ごめん、食べれない。。。」と言ってお金を置いて、泣きながら宿に帰り、彼氏に国際電話



「アイフォン・・・盗まれた・・・・涙」
「えぇ?!」とかれ。


そっから2時間近く


ベトナム人しねーーーーーーーー」
「この愚民が!!!!!!」



「もういい 次盗まれるのはパソコンだ・・最後には命までかっさわれるんだ・・もう死ぬんだ・・・」


とか、たかがiphoneごときにここまで心がすさみました。


そんな感じにわめきにわめきに、わめき尽くして、私の怒りと悲しみの炎はようやく弱火ぐらいになりました。


「去年の地震思いだしなよ、沢山の人が家族も友人も恋人も家も思い出も大事な物全部失ってしまったんだよ、れいなはたかがアイフォン一個なくなっただけじゃないの」


この言葉で一気に落ち着きました。






で、今日の朝は宿のスタッフとともに警察に行く事になってました。
でももう色んな事が思い通りに進みません。
まず、一緒に行くといったスタッフが約束の時間に起きません


ねえ 起きて!!!と起こしても、無理、寝る。というジェスチャー
しょうがないので、一人で行きました。


行ったはいいけど、、、ベトナム人の警察ほんっっと働かない。警察署でオンラインゲームしてるからねもう笑



盗難証明書もらうだけで、3時間近くかかりましたよ
ちょっと目を話すとすぐゲーム始めるからね。


その度に「おいいい!!!!!!!」


と机をばこっ!と一発。

その音で「はっ!」としてまた作業に戻るんですが、その度にこんな顔してくるんですよ。


(·ω<)


3時間近くきれっぱなしでした、本当にギャグみたいな時間でした。さんざん私に怒られたにもかかわらず、



最後に『ねぇねぇメルアド教えて?』とか平気で耳元で言ってきますからね。


『なんでだよ?』と言うと


『(·ω<)』


またこの顔ですよ。

誰が教えるか!!!!!!と心で叫びながら、はあ・・・・こんな日も面白いねよね。と切り替えて仕事に向かいました。



昨日一日はベトナムの事が大嫌いになって、どうやってこの国倒そうか?と真剣に悩んでたけど、やっぱりいつも寄るコーヒー屋のおばちゃんや、同僚たちに会えば、ベトナムすき!って感じるよ








ホーチミンで浴びる一瞬のスポットライト

ここ二日間は、ベトナムで日本企業誘致の為のセミナーがあったのもあり色々な重役とお会いする事が多かったのだけど、その中でやはり人を引き付ける人にはそれなりの理由があるものだなあ。と改めて実感した

私はこのセミナー中、プログラムや会食が円滑に進むように裏方として色々とお手伝いをしていたんだけど、私たちみたいな下っ端にまで気を使ってくださる会長は本当にすごいなぁと思った。


外務大臣とか政府関係者も多い会食の席でも(VIPゆえに一切のミスを許さないという緊張感がすごかった。)


「この子達にも後でご飯ちゃんと食べさせてやってよ」
「君の事褒めておいたからね」とこそっと言ってくださったり


最後の最後に、ちょっと来い!と呼ばれ
「大学を休学して、異国の地で頑張るこういう若者もいるんだ!こういう若者が希望を持てる社会にしなきゃいけないじゃないか!」と皆様の前で紹介してくださったり、、



ひたすら裏方として動いていた私も
ホーチミンで一瞬のスポットライトを浴びる事が出来ました。


そんな言葉たちを会長は私にくれたのだけど、人ってやっぱ単純なもので、こういう一言や気遣いを感じるとすごくやる気になったり、この人のために頑張ろう!と思わされたりするんですよね


私は物凄く単純な人間なので「帰国するときに、成長した姿見せるためにがんばります!!!」そんな言葉が自然と口からでていました



どうやったら部下をやる気にさせる事ができるか
どうやったら自分の事を好きにさせる事が出来るか
もう30年間トップを走ってきたら、すべてわかっているんだろうなぁ


嬉しいなーと思いながら、冷静に会長の言動を見ていました


上を立てる事はもちろん、下にもスポットライトが当たる瞬間を作るというところ


気をまわす天才だ、あ〜さすがだー!と思いました。


他にも、この緊張した空間に絶妙なコメントをして場を和ませる天才や「どっ」という笑いを起こす事ができる天才


そんな才能を持った人達に会えたのはすごく貴重な機会だった
私もどっかの組織に入って何年後かに後輩を持った時に、後輩の働きにこそ目をかけてやるそんな先輩になりたいものです。





名曲
http://www.youtube.com/watch?v=8ufIcxlkxcU&feature=relmfu

ホーチミンでじぶん対話

人と話すという事に最近はどうも積極的になれません。
宿でも一人黙っているのが好きで、唯一たくさんしゃべってる相手は同じインターン先にいるはじめくんぐらいですよ

どうしてこんなにも人とどこかへ行ったりしゃべったりするのを避けたがるのかなぁ。とぐるぐる考えていると
「あ!私は自分と対話してるから他の人と話す余裕がないんだ。」と気付き、それがすごくすうっと胸に落ちるというか自分でとても納得しました。笑
ようはここ最近の私はずうううっと「私は何がしたいんだ?」「なんでこういう人なんだろう」とか自分と対話し続けてるわけです。
以前にもまして更に強く強くー。そんな事を一日中頭で考えていて、自分と話しすぎて疲れてほかの人とあんま話せないんです。
はじめちゃんとも、「仕事って何か」「どう生きてこうか」「どんな大人になるか」とかそんな話しかしてないんで笑
どうしよう、おしゃれがどーのとかあそこのカフェが美味しいとか数か月話してない・・・
へんな人に思われそうですが、まじでそんな女子大生です。

この自分との対話はしばらく続くと思われますが、こんなにも自分について考えたことも思いつめたこともないので、とことん考えたいと思います。

フラストレーション アンコールワットごめんなさい

何食べても、何飲んでも、何を見ても動かないよ心が。
世界遺産といわれるアンコールワットを朝五時から見に行った。
日の出は見えなかったけど、夜明けのアンコールワットは美しかったと思う。
けど何も心が感じない
あーフラストレーション
労働したり、誰かと会って緊張したり、努力したり、そんな瞬間がないとつまらない
ただ世界各国の綺麗な景色を見る
そんなものじゃ満たされないよ
アンコールワット正直どうでもいい。世界遺産どーでもいい
海外に出るのって全然簡単で、何にもすごくない
お金と時間とちょっとした勇気があれば余裕
観光する事に努力は伴わない
だからつまらない
頭働かせて体も動かして考えて考えて頑張って努力して苦しくて!そんな瞬間が一番生きてるーって思う
漫画読んで、世界遺産見て、夜は適当に飲んで。そんな日々はもう。逆にストレスたまってどっかーんってばくはつしちゃいそう



遊ぶ事すきだけど、遊びから学ぶモノもたくさんあるし、遊びがないときっとだめだけど、仕事から学ぶモノの方がはるかに多いから、くらべものにならないほど思考させられるから、そんな気持ちよさを知ってしまったから、感動させられる瞬間が多すぎるから、仕事終わった後にふーっとつくためいきが誇らしいから、自分に自信が持てるから、みんなでやり遂げた瞬間ちょー気持ちいいから、自分の働きで誰かを幸せにしてたりするから、とにかく仕事って最高だから仕事しないで遊ぶ事がフラストレー―ション



アンコールワットごめんね。
アンコールワットは美しいはずなのに、きみを綺麗に見る事が出来る自分で見に行かなくてごめんね世界遺産



小田Y太郎が「仕事は上質な遊び」と言っていたけど、まさにその通りだと思う
明日は、アユタヤで働く小田Y太郎の元へ行ってきます。

社会人の人とたくさんあってみたけどみりょくをきひだすのってむずかしい

ダッカではとある総合商社の方とご飯に行きました。
そこでつくづく相手の魅力を最大限引き出すって難しい作業だなぁと実感しました。


ご飯に行く前、こんなカオスな街で活躍する商社マンはどんな人なんだろう!どんな仕事への哲学を持っているんだろう!と私はめっちゃ期待して行きました。
しかし。ダッカの高級レストランにて、約2時間の食事を終えて私は正直その人の事を「つまらない人だったな」そんな感想を持ちました。



「あ〜なんか期待してたほどじゃないなぁ」
「山崎さんみたいに、わくわくする大人じゃないなぁ」
「話しに夢がないな。」
「ただのリーマンだな。」


とか時間を割いて美味しいご飯をおごってもらいながら、そんな失礼な感想を持っていたんです。
でもやっぱり色々考えなおすと、きっと彼に魅力がないわけじゃなくて、私が彼の魅力を引きすような2時間に出来なかったんだなぁという結論にいたりました。


よく副社長に「時間もリソース」という言葉を言われていましたが、私はこの2時間というリソースを最大限に使い切る事は出来ませんでした。
たった2人だけれど、この2時間というディナーの時間を仕切るファシリテーターは私の役割だったわけです。もちろん彼と会う前は、2時間の中でどんなトピックを話すのかイメージしたり、事前に相手の情報収集などやっていたけれど、実際の場ではその時間を上手くまわすことができなかった。


相手の魅力を最大限引き出す事が私の役割だったのにその能力がまだまだ足りません。会話の広げ方とか切り替えしが下手くそなんです。
そして、私という人間を全然伝えきる事が出来ませんでした。



ベトナムでも沢山の社会人の方と会いました。
ここでは主に大企業と呼ばれる組織に勤めている方にお会いしました。


仕事の話や現場を見せてもらったりとても有意義な時間で,そもそもベトナムにはこの人達に会う為に来たようなものでした。
やっぱり自分の目で現場を見る事による発見や思考の変化は多くて、目に見えるモノではないけれど、すごく価値のある時間と出会いをしました。



いわゆる大企業に勤める彼らは、超がつくほど忙しいビジネスマンです。
私もインターンしながら、上司達が死ぬほど忙しく日々働いている姿を目にしてたので社会人の人達にとって私とご飯に行く為にかかる2時間、3時間って時間がいかに大切なものがわかっていました。


そして彼らは、私が旅中絶対行く事がないであろういわゆる五つ星ホテルのレストランや高級レストランに学生の私を連れて行ってくれます。。。


そして、価値のある話や情報をたくさん私に話してくれます
とにかく色々わたしにしてくれます。


ダッカでの失敗から私が考えたのは、彼らはたくさんの事を私にしてくれるけど、私はこの2〜3時間という時間で彼らにどんな価値を提供できるかなぁって事です。



でもろくに働いた事もなくて、勉強不足な私が持っているモノなんてたかがしれていて、彼らの仕事に役立ちそうな情報なんて一切持ってないんですよね。せいぜい知ってるとしたら町の屋台でどこが美味しいかぐらいです。


あ〜〜何が与えられるんだろうって考えます。
ダッカでは、相手から貰う気100ぱーで、自分がその人に何かを与えようなんて気持ち一切なかったんですよね。だからせっかくのディナーもつまらなかったし、「へえ〜〜すごいですねえ」ばっか言ってた気がします。



まあ
結論としては、学生として私が持ってるのは元気さと素直さとでっかい理想論と無知の強さしかない!という事に気づきました。


そう思ってからは
私は会っている間、彼らの話をめちゃめちゃ素直に聞くし、こうやって生きたいんだー!!!って理想論を超素直に彼らにぶつけます。かつ、会う前には相手の事は何時間かかけて調べつくしてから行きます。
で、相手の会社の事で「ここはこうしたほうがいいんじゃないか?」「なんでこうするんだ?」と無知な疑問をぶつけます。


例えば
東京海上日動の方とお会いした際も、
東京海上日動ベトナムに進出する企業向けの保険ばかりで儲けていて、ベトナムの庶民に保険ってものをまだまだ提供出来てない。
ベトナム社会に貢献したいという理念があるならば、ベトナム人にとってもっと身近な存在になるきじゃないのか。
例えばみずほ銀行では、「ローン」というモノをインドネシアに住む庶民に広げる為にこんな取組みをしていて〜・・・・・・業界は違えど、東京海上でもみずほ銀行みたいなやり方を応用してみたらいいのではないか?末端までチャネルを築くにはあれぐらい本気にならなきゃだめなのでは?


とか「実際は難しい・・」とかそんな問題は考えず、超学生目線で意見をいってみます
そうすると相手も「いいねえ」と議論に乗り気になってくれます。
超楽しいんです、そういう時!


ただ相手に、「福利厚生どうですか?」「女性の働きやすさはどうですか?」とか聞くのって超つまんない時間だと思うんですよね。
相手の心も頭も働かせる事が出来てないし、自分の頭も働きません。こんな会話から相手に与えてるものってなくないですか?
絶対相手の人そんな時間楽しくないと思うんです。


そんなのより、私はこう思う、あなたはどうか?とお互いの言葉・意見かわしまくりの頭働かせまくりの議論の方がよっぽどその人の仕事への価値観やその人の中身がわかるし、こびへつらって「御社は・・」とか言ってるより、学生から直球で疑問や提案ぶつけられた方が相手も楽しいはずって私は思う。


そういう時間を過ごせた相手からは、別れる時に


「なんか元気貰ったよ!」
「誰でも紹介するからいつでもメールして!」
「若返った気がする!」


そんな言葉をかけてもらえます。

人と会う時の目標はひとつで
超シンプルに「この子にご飯奢ってよかったなぁ!」と思わせる事
自分もこの時間に付加価値をつけるぞー
それを意識するとしないとじゃ相手との会話の内容や話し方が全然変わると思うんだ。
最初にお会いしたダッカ伊藤忠の方とはかなり不発な結果に終わってしまったんだけど、そこからまなべることも多かった。


カンボジアではまた日本企業に訪問します。
で、もう一回タイに帰って今度はまた会社の人達と会います。

限られた時間というリソースの中で相手の魅力を最大限引き出して、私の持つ何かも最大限伝える

そんな時間を過ごせるように日々しゅぎょー

気持ちよさ


自分が気持ち良い瞬間はどんな時か?って考えた時に、私の場合困難な事を乗り越えた後とかめちゃくちゃ働いた後とかそういう瞬間が一番気持ちいいです。

思い切り遊んでる瞬間よりも、吐き気するほど働いてる時の方が気持ちいいし楽しい。
だから私は働くんだー。

今年のお正月も、出荷前だったからお正月なんて一切感じる事が出来ないほど一日中工場で働いて「もー死にそうです やばいですこれは。」とか途中副社長に嘆いてました

でも終わった後には「新年早々働きましたね〜!最高のお正月でした!!」とか調子良い事言って、副社長に「稲見さん瀕死だったじゃーん!!」って笑われたけれど、本当に爽快感と達成感に溢れていました。これは遊びじゃ得られないものです。

やっぱり私が求める気持ちよさは自分が頑張る事からしか得られないです。
自分が気持ちよくなるために、一生懸命働くってすごいエゴっぽいけどそれが結果として他の誰かを幸せにしていたらそれが私のベストなのかなって思います。


快感を求める俗人です


生産のために電気おこしてるよー!
辛い!

ベジタブルカレーとナンで。って言ってるじゃん

体調が崩れています。

インドとかネパールとかに行くと必ず体調を崩すのだけど、バングラデシュでもやっぱりなりました。

どうなるかって、へにゃへにゃになります。


熱が出ます、ごはん食べれなくなります、ずっと気持ち悪さがあります、体が重くてあまり歩けなくなります、おなかPPになります。

今はバングラから移動して、インドのコルカタにいます。
パラゴンに泊まるのも3回目です。


歩き方に「伝説の宿」と紹介されているバックパッカー宿 相変わらずきっったない宿だよ。運悪くベッドがダニだらけ!!いっぱい刺されちゃった。

コルカタって観光面では全然面白みのない街だけど、私にとってすごく思い出深い地です。

一年半前は今の彼氏とこの街を旅をしていたからね!
食堂も、部屋も,スプリングロールも、道も全部懐かしい。

あの頃は体調崩せばリンゴ剥いてくれたりパイナップル切ってくれる坊主の人がいたけど

今はいません。

だからバナナ食べてます。ひたすらバナナ。
せっかくバングラで奮発してケンタッキーに行ったけど、1口でおぇっとなり食べれなくなりました。

へにゃへにゃー
これを気にげぞっと痩せてこようと思います!

それにしても、インドは楽です。


英語が通じるだけで本当に旅がしやすい。バングラは田舎の町にいたのもあるけど、ほとんど英語通じなかったからなぁ。

前にも書いた通り旅行客が集まるエリアがないから、バスのチケット買うのも、ネットするのも一苦労です。


ネパールのタメルだったら10分で終わるバスチケットを買うという作業が、バングラでは3時間近くかかりました。

ネット出来る場所に行くのに往復3時間から4時間かかります
バスチケットを買う・ネットをするそれだけで一日が終わりました。

バングラデシュは北海道ぐらいの面積に、1億4千万の人口がいる国です。
世界一の人口密度なんだってさ。

だから交通渋滞も本当にすごいよ。
リキシャ バス 車 バイク 人!人!人!動物!動物!です。

バングラに行く前はインドとバングラって似たようなものかなぁ〜。と思ったけど、やっぱりちょっと違うと思いました。


わたしてきにはバングラ人の空気の読めなさはインド人の比じゃないと思います。

インド人は、ヒンディー語で話しかけて来ても、こっちが理解していなかったら「こいつヒンディー語通じないな」と察知して話すのをやめるか英語で話してくれます。

でもバングラ人は、こっちが理解しているかしていないかなんてお構いなしです。「この子ベンガル語わからないんだ。」なんて一切察知してくれません。そこに気をかけません。

ずうっとベンガル語でわーわー話しかけまくってきます。

相手の話を聞かないで物事進める傾向もインド人よりも強い気がします。
レストランでご飯食べる時も

「ベジタブルカレーとナンで。」

「ベジタブルカレーとナンだよ。」

「ベジタブルカレーとナンしかいらないよ。」

「ベジタブルカレーとナンだからね!!!」

と4回ぐらい確認して注文しても「チキンカレーとライス」が運ばれてきたりします。

「なんでやねん!!!!!!」思わず関西弁でつっこんでしまいますよ。
そんな時は黙ってチキンカレーとライスを食べます。

ある時は
早朝インドコルカタに向かうバス乗り場に行くため、ホテルの人に

「明日の朝6時にバス乗り場行くから、タクシーを呼んでおいてください。」と朝に一回頼みました。

昼にも「明日の朝6時にバス乗り場行くから、タクシーを呼んでおいてください。」と頼みました。

夜にも「明日朝6時 バスターミナル タクシー!!!!!」と頼みました。

翌朝起きてみると、当然のごとくタクシーは用意されていませんでした。

「タクシー呼んでおいてって頼んだよね?」と言うと

「あっちの交差点にたぶんいると思うから行ってみて!」

なんでや!!なんでなんや!

こんなことが毎日起きるので、楽しかったですバングラデシュ

町中でコントが起きています。

アジア最貧国と言われるバングラデシュ 物乞いの人もたくさんいます。
タクシーに乗って、信号で止まった瞬間何人もの物乞いの人々が集まってきます

窓の外から「マダム マダム」と言って、私の目をじっと見てきます。

「ごめんなさい。」と言って私は彼らに何かを渡す事はしません。


でもわからないんですどうすればいいか。別に私が10タカ20タカ渡そうが渡さまいが、この状況に何も変化を及ぼさないんだよ。

「物乞いにお金を渡せば、彼らは余計物乞いをやめなくなる。」と言うけれど、私が渡そうが渡さまいが彼らは物乞いをやめないだろうし、10タカ20タカ私の財布からなくなろうが全然わたしは生きていけるんだ。

どうすればいいかわからないんだ。
明確な理由が自分でもよくわからないけれど、私は物乞いの人にお金はわたしていない。

昨日はコルカタに向かうバスに乗っていました。
15時間以上に及ぶ長距離バスなので、途中に何度か道沿いの食堂で休憩をとります。

この日もバスが昼食を取るために、食堂に到着しました。
到着した途端、物乞いの人々がバスの入り口に寄ってきました。
彼らは食堂に休憩しにくるバスを毎回待ち構えて物乞いをしているのでしょう。

私は彼らの前を通り過ぎ、彼らの姿が見える食堂の席に腰を下ろしました。

彼らは「あ〜あ〜」と声をあげて、バスから降りてくる乗客たちに手を差し出して、時たま私の方を見ます。

そんな姿を見ていると、私はもう何も食べれる気がなくなってしまいました。

バスから一人のバングラデシュ人が降りてきました。
恰幅が良く、服装からしても明らかに裕福そうな男性です。

彼は手にカレーが入ったビニール袋と弁当箱を持っていて、物乞いのおじいさんに近づきました。そして持っていた袋を下に向けて、カレーをおじいさんにぶっかけました。

そして、ろくに食べるものが入っていないゴミ同然のお弁当箱をおじいさんに投げました。

私はそれを見て「何をするんだよ!!!!!」と思いました。

カレーで服も手も汚れてしまいおじいさんも、声をあげて怒りました。

私はバスに戻り、かっぷくの良いおじさんに「何であんな事するの?!何でゴミを投げつけたりするの?!?!」と思わず怒鳴りました。

おじさんは英語がわからないらしく、私がなぜ怒っているのかも一切わからない表情ではあ?みたいな顔をしていました。

ゴミを投げつけられたおじいさんを見ると、彼は怒りながらも服についたカレーを指ですくって食べていました。周りに飛びちったカレーを狙って犬やヤギが寄ってきます。

その光景を見て、なんかもう 人間じゃないな。と思ってしまいました。

人間として扱われていない 道に落ちる食べかすをむさぼる犬やヤギと同じ
人間としての尊厳なんて一切持っていないんだよ彼は

バスに戻って、英語が話せる隣のバングラデシュ人の学生にこう聞いてみました。

「(外の物乞いの人々を指しながら)この状況、どう思うの?」


ちょっと困った顔をして彼は

バングラデシュの大きな問題だよ。みんなが認識している。ここは特に物乞いの人が多い地域で、サイクロンで家が流されてしまった人々が物乞いになっているんだ。政府はこの問題に対して何も動こうとしないし、腐敗しているんだよ。」と言いました。

あぁ

どうすればいいんだろう
すべての人が尊厳を持って生きることは出来ないのかな
何も考えないでこの状況を眺める事が出来ません

いくら途上国に長くいたって、この状況に胸を痛めないで、何も感じなくなるなん出来ないです。

かといって何か彼らに出来るわけじゃない私はほんとうにただの善人ぶってる人なだけみたい。

あ〜もう